どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
しかしレオノーラだけは違った。彼女だけはクラリスに及第点を与えない。ロランは不思議に思い、一度レオノーラに尋ねたことがある。
『クラリスは完璧なのに、母上はなぜ叱るのですか?』
『勘違いするからよ。クラリスは完璧ではないわ。教育係が未来の王妃だと思ってこびへつらっているのよ。だから、私だけでも厳しくしなくてはクラリスのためにならないの』
そういうものかと思った。
『クラリスは完璧なのに、母上はなぜ叱るのですか?』
『勘違いするからよ。クラリスは完璧ではないわ。教育係が未来の王妃だと思ってこびへつらっているのよ。だから、私だけでも厳しくしなくてはクラリスのためにならないの』
そういうものかと思った。