どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
 テオドールとは同じ年であるが、どこか幼さを残し、いつもロランの後をついてくる。
 ロランはこの異母弟に一番心を許していた。
 彼が同席を歓迎してくれてホッとしたのもつかの間、予想外の事態が起きた。
 テオドールが、ある日突然、二年時にガラアド王国から留学してきた第二王子オーエンを伴ってきたのだ。
 オーエンは漆黒の髪と金色の瞳を持つ美しい少年で、ロランより幾分背が高い。
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