どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
 レオノーラがそう請け負ってくれたので安心する。
 以降官吏たちはきちんとロランにお伺いを立てるようになった。
 ロランはそれに満足を覚える。

 ◇

 翌朝、ロランは憂鬱な気持ちを抱えたまま、クラリスに詫びに行くことになった。
 しかし、ロランの心はまだ決まっていない。
 クラリスと婚約破棄ができないというのなら、ロランはクラリスを王太子妃に据えるしかない。
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