どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
「そんな馬鹿な! 婚約は王命だぞ! たとえ殿下に愛人ができたとしても、そうそう覆せるものではない。それからお前に家を追い出されたと書いてあるのだが、どういうことだ」
「そ、それは、誤解よ! クラリスが勝手に勘違いしただけだわ」
 マデラはびくりとしたように、早口でまくし立てる。
「どうしてクラリスがそのような勘違いをしたんだ!」
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