どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
「マデラ! 今クラリスから懐中時計と手紙が届いた。覚えはあるか? それともこれはいたずらか?」
「手紙? まさか、クラリスの遺書かなにかですか? 一昨日の卒業パーティで王太子殿下に婚約破棄と国外追放を言い渡されて、随分とショックを受けていたようですから、世をはかなんで身投げでもしたのかしらねえ。どこぞの男爵令嬢に王太子殿下を寝取られたらしいから」
笑いながら話すマデラに、ダリウスは腹を立てた。
「手紙? まさか、クラリスの遺書かなにかですか? 一昨日の卒業パーティで王太子殿下に婚約破棄と国外追放を言い渡されて、随分とショックを受けていたようですから、世をはかなんで身投げでもしたのかしらねえ。どこぞの男爵令嬢に王太子殿下を寝取られたらしいから」
笑いながら話すマデラに、ダリウスは腹を立てた。