どうぞ、貴方がお望みの結末を。~死を偽装した才女と、彼女を搾取した人々の破滅の物語~
第二章
「ロラン、この愚か者が! 今から詫び状を書き、明日の朝一番にベルモント邸を訪れ、クラリスに許しを乞うてこい! クラリスの許しが得られるまでは王宮に戻ることはまかりならん」
 ギヨームは、凍てつくように冷たい目で玉座からロランを見下ろしている。
 ギヨームは日頃からクラリスには無関心だったので、ここまで怒るとは想像もしていなかった。
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