夏と先生と初恋。
まだ少し覚束ないところもあるけれど、2ヶ月前まで初心者だったとは思えないような葵ちゃんの演奏。
弱気になってしまいそうな自分を押さえ込んで、前を向く。
「竹中ひまりです」
深呼吸してからもう一度息を吸って、楽器に息を流す。
…まずまず、ってところだろうか。
良くも悪くも想定通り。
完全に練習通りとは言えないけど、問題やなるほどのミスはない。
最後まで吹き切って、譜面から顔をあげる。
藤木先生と目が合った、と思ったのに、次の瞬間には視線をそらされてしまった。
悲しいな。
…やっぱりわたしは、藤木先生のことが————
「じゃあ、音楽室に全員集めてくれる?」
…ソロオーディションだ。
ソロオーディションは全員の前で演奏して全員に審査してもらう。
「十五分後に始めようか」
弱気になってしまいそうな自分を押さえ込んで、前を向く。
「竹中ひまりです」
深呼吸してからもう一度息を吸って、楽器に息を流す。
…まずまず、ってところだろうか。
良くも悪くも想定通り。
完全に練習通りとは言えないけど、問題やなるほどのミスはない。
最後まで吹き切って、譜面から顔をあげる。
藤木先生と目が合った、と思ったのに、次の瞬間には視線をそらされてしまった。
悲しいな。
…やっぱりわたしは、藤木先生のことが————
「じゃあ、音楽室に全員集めてくれる?」
…ソロオーディションだ。
ソロオーディションは全員の前で演奏して全員に審査してもらう。
「十五分後に始めようか」