再逢
私が戻らないなんて‥‥何故そんなふうに思ったの?


『何度か君が鈴子のようになって
 しまったのも、圭吾のきっかけが
 あったからだろう?‥‥
 今回、おそらく鈴子が
 知りたかったであろう彼の知らない
 過去を知れば、君が居なくなる
 かもしれないなんてな‥‥いい歳して
 情けないが正直怖かった‥‥』

フッと笑みを溢しつつも困ったような
表情を見せる日髙さんを思い切り抱き締めた

柄の小さな私では日髙さんを包むことなど出来ないけれど、愛しさが込み上げ
抱き締めたかったのだ

きっかけは圭吾さんの生まれ変わりかもしれないけれど、それがなくても、きっと私は彼の事を自然と好きになっていた
と思う

「日髙さん‥‥今日‥一緒に眠ったら
 ダメですか?ううん‥一緒にあなた
 と眠りたいんです。ダメですか?」

気持ちが溢れ出てしまいそうになり、
このまま離れたくないって素直にそう
思えた。
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