再逢
肩に薄い唇をチュッと口付けした日髙さんに抱えられてお風呂を出る時も恥ずかしくて両手で顔を覆うしかなく、フワフワのバスタオルで包まれると、急に眠気がやって来た

『おいで。乾かしてあげるから』

心地よい温風に今にも目が閉じてしまいそうになりながらも、心の中にもういないであろう鈴子に話しかける


これからの未来、日髙さんとどうなるか分からない‥‥

でも、鈴子が居たから、鈴子と圭吾さんの前世のきおくがあったからこそ、今目の前にいる自分で選んだこの人をより
大切にしないといけないと思えた。

別れを選ぶのも、関係を続けて行くと決めるのも決して1人では決めちゃいけないと教えてくれたのは鈴子だ

「日髙さん‥‥私‥あなたを好きに
 なって‥良かった‥‥。」

『フッ‥‥それは嬉しいが、まだ
 さっきのじゃ足りなかったのか?』

「‥‥えっ!?ち、違います!!」

寝そうになっていたのに、首筋を撫でる
指先に慌てて目を開けると、そのまま
抱き抱えられその日は明け方近くまで
何度も抱かれることになった。
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