彼と、花火と、観覧車
「羽衣は? 結婚とかどうなの?」
澄香がシャンパンを口に含みつつ、私に質問を投げかける。
「私は全然。恋愛とか結婚に縁がないのかも」
「なんでよ。羽衣ならいくらでも彼氏ができそうなのに」
「そんなことないよ。私、モテないから」
大学を卒業して社会人になった今も、特別モテるわけではない。
恋愛に対してどん欲になろうとしていない私に問題があるとも言えるが、そもそも出会い自体がないのだ。
「まさか、まだ夏生のことが好きとか?」
夏生も私たちと同じ大学の卒業生で、彼と私は高校も同じだった。
そのため、仲がいい時期もあったけれど、社会人になってからは会う頻度が次第に減ってしまった。
今はたまにメッセージを送り合うくらいだ。
私は昔から夏生が好きだった。
広い肩幅、程よくついた筋肉、長い手足……顔だって、彼は誰もが認める美形。
すっきりとした切れ長の瞳がどことなくミステリアスで、それは感性豊かな性格を表してもいた。
会話をしていると独自の視点で捉えることも多く、そんな部分も楽しくて、自然と惹かれていた。
澄香がシャンパンを口に含みつつ、私に質問を投げかける。
「私は全然。恋愛とか結婚に縁がないのかも」
「なんでよ。羽衣ならいくらでも彼氏ができそうなのに」
「そんなことないよ。私、モテないから」
大学を卒業して社会人になった今も、特別モテるわけではない。
恋愛に対してどん欲になろうとしていない私に問題があるとも言えるが、そもそも出会い自体がないのだ。
「まさか、まだ夏生のことが好きとか?」
夏生も私たちと同じ大学の卒業生で、彼と私は高校も同じだった。
そのため、仲がいい時期もあったけれど、社会人になってからは会う頻度が次第に減ってしまった。
今はたまにメッセージを送り合うくらいだ。
私は昔から夏生が好きだった。
広い肩幅、程よくついた筋肉、長い手足……顔だって、彼は誰もが認める美形。
すっきりとした切れ長の瞳がどことなくミステリアスで、それは感性豊かな性格を表してもいた。
会話をしていると独自の視点で捉えることも多く、そんな部分も楽しくて、自然と惹かれていた。