ハル
柴田さんはいつも明るくて、諒にも陰りは見られない。
だって諒はみんなのために早起きをして朝食を作るような優しい人だ。
「それは少しずつでも自分のできる恩返しをしたいからだよ」
私の疑問を汲み取ったように諒は答えた。
「本当のご両親は?」
「知らない。顔も覚えてないから」
聞いてはいけない質問だったかもしれないと下唇を噛みしめる。
でも、こういう話を聞たときどう答えればいいかわからない。
「俺、あの夫婦に引き取ってもらえてよかったって、心から思ってるんだ」
諒が青空を見上げて呟く。
空には雲ひとつ無くどこまでも青い。
それは諒の言葉に嘘がひとつもないのと同じような光景かもしれなかった。
だって諒はみんなのために早起きをして朝食を作るような優しい人だ。
「それは少しずつでも自分のできる恩返しをしたいからだよ」
私の疑問を汲み取ったように諒は答えた。
「本当のご両親は?」
「知らない。顔も覚えてないから」
聞いてはいけない質問だったかもしれないと下唇を噛みしめる。
でも、こういう話を聞たときどう答えればいいかわからない。
「俺、あの夫婦に引き取ってもらえてよかったって、心から思ってるんだ」
諒が青空を見上げて呟く。
空には雲ひとつ無くどこまでも青い。
それは諒の言葉に嘘がひとつもないのと同じような光景かもしれなかった。