大好きだった元彼と再会しましたが、私はもう結婚しています。
「元々私、穂高のことすっごい好きだったんだもんね……。ほんと、子どもみたいに大好きだったんだよね……」
シャワーを浴びてベッドに滑り込む。
一人の夜にももう慣れた。寂しさはない。
「これが……いい大人ってことなのかな」
ぽつりと呟いて目を閉じる。
すると、久しぶりに昔の夢を見た。
穂高に再会したばかりの頃に一度だけ見た昔の夢――それ以来、彼といた時の夢はなかなか見なかったのに。