私は死亡者
影の尾行者
病院へ向かう道は静まり返っていた。
夜の風が冷たく、私の体温をさらに奪っていく。
正門に近づいたところで、沙耶が突然足を止めた。
「……後ろから、つけられてる」
振り返ると、遠くに黒い影が立っていた。
街灯に照らされても輪郭が曖昧で、まるで人ではない。
私は呟く。
「また、あの影……。
私を“元の場所”へ戻すために来てる」
沙耶が私の手を握り直す。
「無視して走るよ。
遼くんの元に行かなきゃ」
私たちは病院の自動ドアへ駆け込んだ。
影は追ってこない。
ただ、エントランスの外でじっと立ち尽くしていた。
夜の風が冷たく、私の体温をさらに奪っていく。
正門に近づいたところで、沙耶が突然足を止めた。
「……後ろから、つけられてる」
振り返ると、遠くに黒い影が立っていた。
街灯に照らされても輪郭が曖昧で、まるで人ではない。
私は呟く。
「また、あの影……。
私を“元の場所”へ戻すために来てる」
沙耶が私の手を握り直す。
「無視して走るよ。
遼くんの元に行かなきゃ」
私たちは病院の自動ドアへ駆け込んだ。
影は追ってこない。
ただ、エントランスの外でじっと立ち尽くしていた。