無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜
こんな何気ないやり取りが、たまらなく楽しかった。

湊さんのお料理は、しっかり下ごしらえをするから本当においしい。それをあっという間にこなしてしまう器用さも、さすがだなぁと思う。

「湊さん、本当に料理上手になりましたよね。そのうち追い抜かれちゃいそうです」
「それはないよ。俺の先生は千沙さんだから」

そう言うと柔らかく微笑んだ。

「それに、俺は君の料理が好きなんだ。愛しい人がそばにいるって、ちゃんと実感できるから」
「……湊さん」

胸の奥がじんわりと熱くなる。
そんな私の手を湊さんはぎゅっと握った。

「よし、じゃあ次はどこに行こうか――」

その時だった。

「ひったくりよ! 誰か捕まえて!」

叫び声が響いた。
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