無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜
「千沙さんにそう言われると、嬉しいな」
「嬉しいのは私の方です」

私は少し勇気を出して続ける。

「こんなに素敵な人が、私の恋人なんだって……改めて嬉しく思いました」

湊さんは黙っていた。顔が赤くなって言葉に詰まっている様子だった。

付き合いはじめてからは、ちゃんと自分の気持ちを言葉にして伝えるよう心掛けていた。
すると、湊さんはこんな風に照れる様子を見せてくれることが多くなった。

彼の知らない一面を知れて、ますます好きになっていく。

ぎゅうと彼の手を握りしめた。
すると答えるように強く握り返してくれる。

寄り添うようにして、私たちは再び歩き出した。





帰宅して、二人で夕食を作った。
そのあとにお風呂に入って上がれば、お待ちかねデザートだ。
お買い物の最後に見かけたお店で買った、美味しそうなプリンだ。

「うーんおいしい」
「これ、作ってみたいな」
「わ、湊さんが作ってくれたら、きっとおいしくて全部食べちゃいそう」
「じゃあたくさん作らないとな。千沙さんは甘いものに目がないから……ほら、今も口の周りにクリームがついている」
「え? こっちですか?」
「ううん。……こっちだよ」

湊さんが近づいてきたかと思うと、唇に柔らかい感触が重なった。
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