無口な警察官様とのまさかの同居生活についてご報告します〜過保護で甘々で困っているのですが…!〜
二つの思いに板挟みになり、心が滅入ってしまいそうだった。
次の日が休みなのは本当に救われた。
こんな状態で竹田主任と一緒に仕事なんか到底できないし、彼と一緒にならなかったとしても、子どもたちの面倒をしっかり見られるのかどうかも怪しい。

どうにかこの落ち着かない気持ちから抜け出さないと。
でもどうすればいいんだろう。

とりあえず、湊さんが心配するといけないので、いつもの時間に起きて、身支度を済ませると朝食を作ろうとキッチンに向かった。
すると、湊さんがすでに起きていて、味噌汁を作ってくれていた。

「おはよう」

私に気づくと、彼は穏やかに微笑んだ。
お出汁の香りと、優しい心遣いにほっとする。

本当に、湊さんと一緒に暮らしてよかった。

湊さんは昨日は何もなかったかのように普段通りに接してくれた。
それどころか、動画のことも張り紙のことも口にしない。
まずは私のショックを和らげようとしてくれていた。

そうだ。まずは何事もなかったように、普段通りの生活をしよう。
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