私が好きになったのはどっちなの?
「花梨ちゃん、樹、魚の下処理してきて」
樹は普段料理はしないけど、魚の扱いは慣れている。
渡辺さんと鉄板の火の準備をしていると、彼女が「樹先生って釣りが好きなんですね」とクスッと笑った。
「まあね。釣りバカだから。あいつの指導厳しいでしょう? 大丈夫?」
渡辺さんは大人だから表情には出さないが、我慢しているんじゃないかと思って樹のことに触れてみると、彼女はニコッと微笑んだ。
「大丈夫です。救急で慣れてます」
「ならいいけど」
樹のことをあまり嫌がってはいないよう。
「花梨さんがうまくてビックリしちゃいました。蓮先生ももちろんお上手ですけど」
「花梨ちゃんはおもしろいよね。初心者みたいな顔でバンバン釣っちゃうんだから」
俺と競うと決めてからはかなり集中して釣っていた。
「彼女がいると場が明るくなりますよね。実は同い年なので見習いたいな」
渡辺さんが小さく微笑みながらそんな話をするので、少々驚いた。彼女が先輩だからか、花梨ちゃんより年上に見える。
「そうなんだ? そういえば、花梨ちゃん、大学卒業後に看護師の勉強したとか言ってたっけ」
樹は普段料理はしないけど、魚の扱いは慣れている。
渡辺さんと鉄板の火の準備をしていると、彼女が「樹先生って釣りが好きなんですね」とクスッと笑った。
「まあね。釣りバカだから。あいつの指導厳しいでしょう? 大丈夫?」
渡辺さんは大人だから表情には出さないが、我慢しているんじゃないかと思って樹のことに触れてみると、彼女はニコッと微笑んだ。
「大丈夫です。救急で慣れてます」
「ならいいけど」
樹のことをあまり嫌がってはいないよう。
「花梨さんがうまくてビックリしちゃいました。蓮先生ももちろんお上手ですけど」
「花梨ちゃんはおもしろいよね。初心者みたいな顔でバンバン釣っちゃうんだから」
俺と競うと決めてからはかなり集中して釣っていた。
「彼女がいると場が明るくなりますよね。実は同い年なので見習いたいな」
渡辺さんが小さく微笑みながらそんな話をするので、少々驚いた。彼女が先輩だからか、花梨ちゃんより年上に見える。
「そうなんだ? そういえば、花梨ちゃん、大学卒業後に看護師の勉強したとか言ってたっけ」