私が好きになったのはどっちなの?
「……はい。これからは気をつけます」
反省した様子で謝る彼女の手の傷を消毒して手当てをする。
落ち込んだ顔をしているので、今度は悪戯っぽく微笑んだ。
「治療費一万円」
手を出したら、彼女が俺の目を見て言い返す。
「ぼ、ぼったくりすぎです!」
「天才脳外科医が処置したんだよ」
わざと上から目線で言えば、いつもの調子で彼女がつっこんできた。
「自分で言いますか! 先生はもうちょっと謙虚になった方がカッコいいですよ。顔はいいのにもったいない」
「顔はいいと思ってるんだ? まあ、樹と瓜二つだしね」
腕を組んでフッと笑えば、彼女が動揺しながら反論する。
「いや……違うでしょう? 蓮先生は蓮先生で、樹先生は樹先生ですよ。似てるけど、違います」
そんなこと初めて言われたから面食らった。
樹と同じように思われるのが当たり前で、違うと言い返すことすら面倒で諦めていた。
「酔ってる時は俺と樹間違えたくせに」
反省した様子で謝る彼女の手の傷を消毒して手当てをする。
落ち込んだ顔をしているので、今度は悪戯っぽく微笑んだ。
「治療費一万円」
手を出したら、彼女が俺の目を見て言い返す。
「ぼ、ぼったくりすぎです!」
「天才脳外科医が処置したんだよ」
わざと上から目線で言えば、いつもの調子で彼女がつっこんできた。
「自分で言いますか! 先生はもうちょっと謙虚になった方がカッコいいですよ。顔はいいのにもったいない」
「顔はいいと思ってるんだ? まあ、樹と瓜二つだしね」
腕を組んでフッと笑えば、彼女が動揺しながら反論する。
「いや……違うでしょう? 蓮先生は蓮先生で、樹先生は樹先生ですよ。似てるけど、違います」
そんなこと初めて言われたから面食らった。
樹と同じように思われるのが当たり前で、違うと言い返すことすら面倒で諦めていた。
「酔ってる時は俺と樹間違えたくせに」