私が好きになったのはどっちなの?
蓮先生が口元に笑みを浮かべながら聞いてきて、咀嚼している口元を手で隠しながら返事をする。
「あっ、はい。食堂は混んでるし、屋上の方が落ち着くので」
「まあ、俺も同じ理由でここに来たんだけど」
そう言いながら先生は他にもテーブルがあるのに、当然のように私と同じテーブルに座ってお弁当を食べだす。
「脳挫傷の手術は終わったんですか?」
「ああ。割と軽度だったから。お昼も勉強?」
蓮先生が私の手書きのメモだらけのあんちょこをチラリと見たので、慌ててポケットにしまった。
「はい。まずは知識を身につけないと」
「もっと肩の力抜いたら? 疲れた頭で覚えようとしたって、頭に入らないよ」
「でも……覚えることたくさんあって、点滴だってうまくできないし……」
早く一人前になりたいのに。人より五年遅れて看護師になったせいか、焦ってしまう。
「休憩はちゃんと取ること。これは脳神経外科医の俺の命令」
ツンと蓮先生が私の頭を突くと、またドアが開く音がして男性医師がやってきた。
「あっ、はい。食堂は混んでるし、屋上の方が落ち着くので」
「まあ、俺も同じ理由でここに来たんだけど」
そう言いながら先生は他にもテーブルがあるのに、当然のように私と同じテーブルに座ってお弁当を食べだす。
「脳挫傷の手術は終わったんですか?」
「ああ。割と軽度だったから。お昼も勉強?」
蓮先生が私の手書きのメモだらけのあんちょこをチラリと見たので、慌ててポケットにしまった。
「はい。まずは知識を身につけないと」
「もっと肩の力抜いたら? 疲れた頭で覚えようとしたって、頭に入らないよ」
「でも……覚えることたくさんあって、点滴だってうまくできないし……」
早く一人前になりたいのに。人より五年遅れて看護師になったせいか、焦ってしまう。
「休憩はちゃんと取ること。これは脳神経外科医の俺の命令」
ツンと蓮先生が私の頭を突くと、またドアが開く音がして男性医師がやってきた。