私が好きになったのはどっちなの?
「そうだ。今日は俺がいないし、毎日レッスンできるわけじゃないから、花梨ちゃんに課題を出そう」
ふと思いついて告げれば、彼女が首を傾げて聞き返す。
「課題?」
「一日一回でも樹と話をすること」
小さなことから始めていくのが大事だ。
「いやいや、無理ですよ。樹先生に会えるかどうかもわからないですし」
急に弱気になって首を左右に振る彼女に、少し強く注意する。
「そんな消極的でどうする? せっかく看護師になったのに、自分が変わらなきゃ、今のままだよ」
「それはそうなんですけど……」
「挨拶でもいい。一日一回でもできたら、ご褒美をあげよう」
「ご褒美ですか?」
ずっと後ろ向きな発言をしていた彼女が、俺をじっと見て聞き返す。
「そう。俺の腕で注射の練習させてあげるよ。だから頑張れ」
ニコッと微笑む俺の両手を花梨ちゃんがガシッと掴み、逆に俺に圧をかけてくる。
「先生に注射……。私、頑張ります! 約束忘れないでくださいね」
急にやる気をみせる彼女に、自然と顔が綻んだ。
ふと思いついて告げれば、彼女が首を傾げて聞き返す。
「課題?」
「一日一回でも樹と話をすること」
小さなことから始めていくのが大事だ。
「いやいや、無理ですよ。樹先生に会えるかどうかもわからないですし」
急に弱気になって首を左右に振る彼女に、少し強く注意する。
「そんな消極的でどうする? せっかく看護師になったのに、自分が変わらなきゃ、今のままだよ」
「それはそうなんですけど……」
「挨拶でもいい。一日一回でもできたら、ご褒美をあげよう」
「ご褒美ですか?」
ずっと後ろ向きな発言をしていた彼女が、俺をじっと見て聞き返す。
「そう。俺の腕で注射の練習させてあげるよ。だから頑張れ」
ニコッと微笑む俺の両手を花梨ちゃんがガシッと掴み、逆に俺に圧をかけてくる。
「先生に注射……。私、頑張ります! 約束忘れないでくださいね」
急にやる気をみせる彼女に、自然と顔が綻んだ。