負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
終業式の日、メイサを屋上手前の踊り場に呼び出した。
階段を登り切るとメイサが奥で膝を抱えて座っていた。
その向かいに座り、話しかける。
「で、三枝メイサ先輩。100日経って、なんか変わった?」
メイサは微笑んで、まっすぐに俺を見ていた。
「うん。泣かなくなったし、背中も丸めなくなった。勉強が楽しくなって……好きな人ができた」
「そっか」
「ありがとう、100日間、付き合ってくれて」
「いいよ。俺も楽しかったから」
メイサといるのは楽しかったんだ。
だから、もっと一緒にいたい。
メイサが切羽詰まったような顔になった。
だから、黙って続きを待つ。
「須藤籐也くん。好きです。私をあなたの1番にしてほしい」
「俺も先輩のことが好きだよ。そんなの、とっくになってる」
「緊張した……」
「俺までつられて緊張したわ。なんだよ、真面目な顔できんなら、最初からしとけよ」
メイサが崩れ落ちて、顔を緩めた。
そのまま、少しだけ寄ってきて、俺を見上げる。
「あのね、ほしいな」
「わかった」
手を伸ばして、メイサの腕を掴んだ。
顔を寄せると、目を閉じて、あーこれがキス待ち顔なんだな、なんて思いながら俺も目を閉じる。
唇が触れた。
思ったより柔らかくて、すぐに触れてるだけじゃ物足りなくなる。
もっと欲しくて、唇を吸う。
下唇を軽くかじって、舐める。
舌で、唇の間をなぞって、ゆっくりと中に入れる。
逃げないように頭を押さえて、もっと奥へ。
「ちょ、籐也……っ」
「まだ、足りない」
「はわ」
一瞬見たメイサの顔がすごくエロくて、ブチッと理性が切れる音がした。
メイサの頭を抱えたまま押し倒す。
音を立てて、唇も歯も舌も口の中の全部を確かめる。
あー、ヤバい。
下腹が苦しくて、痛くて、なんかもうダメそう。
これ以上、我慢する必要とかあるっけ?
ぼんやりした頭のまま、メイサの胸元のリボンに手をかけた。
その瞬間、メイサの手が、俺のブレザーを掴む。
一瞬で頭が冷えた。
「ごめん、やり過ぎた」
「ん……だいじょぶ」
体を離して、メイサを起こす。
いや、マジでやり過ぎた。
メイサの唇が腫れてるし、スカートがまくれてて、たぶん俺が無意識に足を広げさせたんだろう。
なんだよもう、獣じゃん、俺。
「あのさ、デートしよう」
「は?」
ぐるぐる考えてたら、メイサがニヤッと笑って俺を見ていた。
そのまま顔が近づいて、唇に一瞬触れる。
「映画観に行こうよ。べたべたに甘いやつ。手えつないで、スクリーのカップルがいちゃいちゃしだしたら、私たちもキスしよう」
「なんだ、それ」
ほんと、なんだよ、それ。
力が抜けた。
俺が、この女の子を好きになったのは間違いなかったみたいだ。
笑って立ち上がる。
メイサもついてきたから、並んで階段を降りる。
「まずはメック行って、何観るか決めよう。シェイク交換して、ポテトもシェアハピしたいな」
「わかった。高校生カップルがいちゃついてるやつ、全部しよう」
メイサがしたいこと、俺がやってこなかったこと、そういうの全部やろう。
でもって、メイサがちゃんと推薦取って、受験終わらせたらさっきの続きをしよう。
練習はもう終わり。
二人で、本番を始めようか。
階段を登り切るとメイサが奥で膝を抱えて座っていた。
その向かいに座り、話しかける。
「で、三枝メイサ先輩。100日経って、なんか変わった?」
メイサは微笑んで、まっすぐに俺を見ていた。
「うん。泣かなくなったし、背中も丸めなくなった。勉強が楽しくなって……好きな人ができた」
「そっか」
「ありがとう、100日間、付き合ってくれて」
「いいよ。俺も楽しかったから」
メイサといるのは楽しかったんだ。
だから、もっと一緒にいたい。
メイサが切羽詰まったような顔になった。
だから、黙って続きを待つ。
「須藤籐也くん。好きです。私をあなたの1番にしてほしい」
「俺も先輩のことが好きだよ。そんなの、とっくになってる」
「緊張した……」
「俺までつられて緊張したわ。なんだよ、真面目な顔できんなら、最初からしとけよ」
メイサが崩れ落ちて、顔を緩めた。
そのまま、少しだけ寄ってきて、俺を見上げる。
「あのね、ほしいな」
「わかった」
手を伸ばして、メイサの腕を掴んだ。
顔を寄せると、目を閉じて、あーこれがキス待ち顔なんだな、なんて思いながら俺も目を閉じる。
唇が触れた。
思ったより柔らかくて、すぐに触れてるだけじゃ物足りなくなる。
もっと欲しくて、唇を吸う。
下唇を軽くかじって、舐める。
舌で、唇の間をなぞって、ゆっくりと中に入れる。
逃げないように頭を押さえて、もっと奥へ。
「ちょ、籐也……っ」
「まだ、足りない」
「はわ」
一瞬見たメイサの顔がすごくエロくて、ブチッと理性が切れる音がした。
メイサの頭を抱えたまま押し倒す。
音を立てて、唇も歯も舌も口の中の全部を確かめる。
あー、ヤバい。
下腹が苦しくて、痛くて、なんかもうダメそう。
これ以上、我慢する必要とかあるっけ?
ぼんやりした頭のまま、メイサの胸元のリボンに手をかけた。
その瞬間、メイサの手が、俺のブレザーを掴む。
一瞬で頭が冷えた。
「ごめん、やり過ぎた」
「ん……だいじょぶ」
体を離して、メイサを起こす。
いや、マジでやり過ぎた。
メイサの唇が腫れてるし、スカートがまくれてて、たぶん俺が無意識に足を広げさせたんだろう。
なんだよもう、獣じゃん、俺。
「あのさ、デートしよう」
「は?」
ぐるぐる考えてたら、メイサがニヤッと笑って俺を見ていた。
そのまま顔が近づいて、唇に一瞬触れる。
「映画観に行こうよ。べたべたに甘いやつ。手えつないで、スクリーのカップルがいちゃいちゃしだしたら、私たちもキスしよう」
「なんだ、それ」
ほんと、なんだよ、それ。
力が抜けた。
俺が、この女の子を好きになったのは間違いなかったみたいだ。
笑って立ち上がる。
メイサもついてきたから、並んで階段を降りる。
「まずはメック行って、何観るか決めよう。シェイク交換して、ポテトもシェアハピしたいな」
「わかった。高校生カップルがいちゃついてるやつ、全部しよう」
メイサがしたいこと、俺がやってこなかったこと、そういうの全部やろう。
でもって、メイサがちゃんと推薦取って、受験終わらせたらさっきの続きをしよう。
練習はもう終わり。
二人で、本番を始めようか。


