負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
12月28日、日曜日
朝……というか昼前、ベッドから降りたところで思い出した。
昨日、須藤と歩いてた時に声かけてきたお父さんの車、『須藤造園』って書いてあった。
あれ、イケメンの店員で有名な花屋さんだ。
あの、お父さんのことか!
たしかにめっちゃイケメンだった。須藤の顔を穏やかにして歳取ったら、ああなるんだろうなって思う。
気になってスマホで須藤造園の場所を調べた。……駅と反対方向じゃん。
わざわざいつも駅まで送ってくれてたのか。
「……なんなのよ」
スマホを手に取る。
めっちゃ迷ってから、須藤の名前をタップした。
『んだよ』
「昨日、元気なさそうだったから、どうしてるかなって」
『どうもしてねえ。19日目にして、やーっと可愛くなってきた?』
「うっさいな。あんたの家、イケメンのいる花屋さんでしょ」
『ダッセェ呼び方』
「お父さんは確かにイケオジだけどさ、須藤も綺麗な顔してるじゃん」
『……そうかよ』
「照れた?」
『ねえよ、ばかメイサ』
スマホ越しの声がちょっと優しくて、思わず緩みそうになった口元を手で隠した。
昨日、須藤と歩いてた時に声かけてきたお父さんの車、『須藤造園』って書いてあった。
あれ、イケメンの店員で有名な花屋さんだ。
あの、お父さんのことか!
たしかにめっちゃイケメンだった。須藤の顔を穏やかにして歳取ったら、ああなるんだろうなって思う。
気になってスマホで須藤造園の場所を調べた。……駅と反対方向じゃん。
わざわざいつも駅まで送ってくれてたのか。
「……なんなのよ」
スマホを手に取る。
めっちゃ迷ってから、須藤の名前をタップした。
『んだよ』
「昨日、元気なさそうだったから、どうしてるかなって」
『どうもしてねえ。19日目にして、やーっと可愛くなってきた?』
「うっさいな。あんたの家、イケメンのいる花屋さんでしょ」
『ダッセェ呼び方』
「お父さんは確かにイケオジだけどさ、須藤も綺麗な顔してるじゃん」
『……そうかよ』
「照れた?」
『ねえよ、ばかメイサ』
スマホ越しの声がちょっと優しくて、思わず緩みそうになった口元を手で隠した。