負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
01月10日、土曜日
昨日の雪は朝にはすっかり溶けたけど、校庭はぐちゃぐちゃ。
だから今日のサッカー部は体育館の隅でストレッチしてから、学校の外周を走ってる。
私は部室片付けたり、スポドリ作ったり、今期の練習試合の相手確認したりで忙しい。
「せんせー、二月なんですけど……」
部室を出たけど、先生がいない。
さっきまでこの辺にいたはずなんだけどな。
キョロキョロしながら歩いていたら、中庭の方から話し声がした。
「須藤くん、こっちもお願い」
「はい、今行きます」
「あ、須藤くん、手伝うよ」
「サンキュ」
「須藤くーん」
……園芸部が中庭の花壇の手入れをしていた。
来てるのは知ってた。
さっき柊ちゃんが校庭の花壇の手入れをしてたから。
でも、そっか。須藤って部活中も女の子に囲まれてんだ。
知りたくなかったなあ。
唾を飲み込んで通り過ぎようとしたら、須藤が顔を上げた。
「あ、先輩」
須藤はパッと立ち上がって駆け寄ってくる。
周りに居た女の子たちが私をじっと見た。
「え、あの」
「どした? 32日目だけど、まだキョドってんの?」
「そ、そうじゃなくて。ごめん、部活の邪魔した」
「別にいいよ。昨日の雪で弱った花の手入れしてるだけだし。あ、明日デートしようぜ」
そういうこと、大声で言わないでよ。
園芸部の子たちがめっちゃ見てるから!
でも、須藤は普通に私を見ている。
なんか、私だけそわそわしてて馬鹿みたい。
「わかった。帰りに場所と時間決めよ」
「おっけー。じゃあ、また後で」
ひらひら手を振る須藤に背中を向けた。
だから今日のサッカー部は体育館の隅でストレッチしてから、学校の外周を走ってる。
私は部室片付けたり、スポドリ作ったり、今期の練習試合の相手確認したりで忙しい。
「せんせー、二月なんですけど……」
部室を出たけど、先生がいない。
さっきまでこの辺にいたはずなんだけどな。
キョロキョロしながら歩いていたら、中庭の方から話し声がした。
「須藤くん、こっちもお願い」
「はい、今行きます」
「あ、須藤くん、手伝うよ」
「サンキュ」
「須藤くーん」
……園芸部が中庭の花壇の手入れをしていた。
来てるのは知ってた。
さっき柊ちゃんが校庭の花壇の手入れをしてたから。
でも、そっか。須藤って部活中も女の子に囲まれてんだ。
知りたくなかったなあ。
唾を飲み込んで通り過ぎようとしたら、須藤が顔を上げた。
「あ、先輩」
須藤はパッと立ち上がって駆け寄ってくる。
周りに居た女の子たちが私をじっと見た。
「え、あの」
「どした? 32日目だけど、まだキョドってんの?」
「そ、そうじゃなくて。ごめん、部活の邪魔した」
「別にいいよ。昨日の雪で弱った花の手入れしてるだけだし。あ、明日デートしようぜ」
そういうこと、大声で言わないでよ。
園芸部の子たちがめっちゃ見てるから!
でも、須藤は普通に私を見ている。
なんか、私だけそわそわしてて馬鹿みたい。
「わかった。帰りに場所と時間決めよ」
「おっけー。じゃあ、また後で」
ひらひら手を振る須藤に背中を向けた。