負け犬のメイサちゃんは100日後に本当の恋を知る
03月18日、水曜日
今日の午前でテストの返却はおしまい。
午後一に全体の成績を配られて、その後は大掃除。
「……おお、やったあ」
「メイちゃん、どうだった? え……すご。須藤くんに満漢全席奢った方がいいよ」
「なにそれ?」
満漢全席って中華料理らしい……まあ、それはどうでもいい。
成績、すごく上がってた。
前回は真ん中よりだいぶ後ろだったのに、今は前になってる!
大掃除の後、昇降口で藤也を待つ。
「どうだった?」
「上がってた!」
「お、やるじゃん」
「これなら大学の推薦もらえる! ありがとう!」
「推薦?」
藤也と並んで歩きながら、進路の話をする。
「あのね、スポーツ選手専門のマッサージ師になりたいの」
一ノ瀬につられて入ったサッカー部のマネだけど、やっぱ楽しかったんだ。
「いいんじゃない? メイサ、マネージャー頑張ってたし」
見上げた藤也はニコッと笑って私を見てて、なんだか無性に泣きたい。
今泣いたら、藤也は慰めてくれるのだろうか。
「ご褒美、ちょうだい」
思わず出た言葉は、自分でもびっくりするくらい小さくて、かすれてた。
心臓が、うるさい。
「それ、明日でもいい? 今日で99日だし」
「わかった。えっと、終業式のあとで」
「うん。足腰立たなくしてやるから、部活休みにしとけよ」
「えっ、ちょ……マジで……?」
藤也はニヤッと笑って、園芸部の倉庫の方に向かってしまった。
午後一に全体の成績を配られて、その後は大掃除。
「……おお、やったあ」
「メイちゃん、どうだった? え……すご。須藤くんに満漢全席奢った方がいいよ」
「なにそれ?」
満漢全席って中華料理らしい……まあ、それはどうでもいい。
成績、すごく上がってた。
前回は真ん中よりだいぶ後ろだったのに、今は前になってる!
大掃除の後、昇降口で藤也を待つ。
「どうだった?」
「上がってた!」
「お、やるじゃん」
「これなら大学の推薦もらえる! ありがとう!」
「推薦?」
藤也と並んで歩きながら、進路の話をする。
「あのね、スポーツ選手専門のマッサージ師になりたいの」
一ノ瀬につられて入ったサッカー部のマネだけど、やっぱ楽しかったんだ。
「いいんじゃない? メイサ、マネージャー頑張ってたし」
見上げた藤也はニコッと笑って私を見てて、なんだか無性に泣きたい。
今泣いたら、藤也は慰めてくれるのだろうか。
「ご褒美、ちょうだい」
思わず出た言葉は、自分でもびっくりするくらい小さくて、かすれてた。
心臓が、うるさい。
「それ、明日でもいい? 今日で99日だし」
「わかった。えっと、終業式のあとで」
「うん。足腰立たなくしてやるから、部活休みにしとけよ」
「えっ、ちょ……マジで……?」
藤也はニヤッと笑って、園芸部の倉庫の方に向かってしまった。