運命の恋は、雨のバス停から
向かったのは、受付や事務職員がよく利用する休憩室。
ここはロビーの奥にある小さな部屋で、給湯器や電子レンジ、冷蔵庫などが置かれている。
窓際には二人掛けのテーブルがいくつか並んでいた。
社員食堂は広くて賑やかで、日替わり定食や麺類、丼など種類も豊富に揃っている。
だけど、交代制で席を外せる時間が限られている私にとって、休憩室の方が近いから便利だった。
それに、休憩室を利用するのは数人程度なので、落ち着いて休憩ができる場所だ。
お弁当を広げ、箸で唐揚げを食べていると、休憩室のドアが開いた。
入ってきたのは、一番仲のいい同期の佐久間直美。
彼女は総務部で働いていて、私が早番の時はよく一緒に休憩時間を過ごしている。
直美は肩までの髪を揺らしながら「お疲れ」と言って笑顔を向けてきた。
「ねぇ、昨日の雨ヤバくなかった?雷もすごかったし」
「ヤバかったよ。ちょうど会社を出てバス停に向かっている途中で降り出して、びしょ濡れになったよ」
苦笑いしながら答えると、直美は私の向かいの席に腰を下ろした。
「え、傘持ってなかったの?」
「折りたたみ傘なら持ってたよ。でも、立ち止まって傘をさしている時間も惜しいぐらい土砂降りだったから、バス停まで走った方がいいと思ったの」
「ちょっと待って!会社の受付嬢がびしょ濡れで走ってる姿を想像したら笑えるんだけど」
クスクス笑いながら言われ、私は思わず頬を膨らませた。
ここはロビーの奥にある小さな部屋で、給湯器や電子レンジ、冷蔵庫などが置かれている。
窓際には二人掛けのテーブルがいくつか並んでいた。
社員食堂は広くて賑やかで、日替わり定食や麺類、丼など種類も豊富に揃っている。
だけど、交代制で席を外せる時間が限られている私にとって、休憩室の方が近いから便利だった。
それに、休憩室を利用するのは数人程度なので、落ち着いて休憩ができる場所だ。
お弁当を広げ、箸で唐揚げを食べていると、休憩室のドアが開いた。
入ってきたのは、一番仲のいい同期の佐久間直美。
彼女は総務部で働いていて、私が早番の時はよく一緒に休憩時間を過ごしている。
直美は肩までの髪を揺らしながら「お疲れ」と言って笑顔を向けてきた。
「ねぇ、昨日の雨ヤバくなかった?雷もすごかったし」
「ヤバかったよ。ちょうど会社を出てバス停に向かっている途中で降り出して、びしょ濡れになったよ」
苦笑いしながら答えると、直美は私の向かいの席に腰を下ろした。
「え、傘持ってなかったの?」
「折りたたみ傘なら持ってたよ。でも、立ち止まって傘をさしている時間も惜しいぐらい土砂降りだったから、バス停まで走った方がいいと思ったの」
「ちょっと待って!会社の受付嬢がびしょ濡れで走ってる姿を想像したら笑えるんだけど」
クスクス笑いながら言われ、私は思わず頬を膨らませた。