【番外編追加】ロマンスに、キス



その隙を見逃さない佐野は、一気にグッと力を入れる。


あたしはあたしで、佐野のことを、受け入れることができたのが、嬉しかった。

なんだかんだ言って、時間をかけて優しくしてくれたからだと思う。



でも、ここからの佐野は全く優しくなかった。


恥ずかしい気持ちが5割、痛みが4割、快感が1割くらいで、佐野のことを気持ち良くしてあげたいって、一瞬、ほんの一瞬そう思ったけど、そんなことを考える余裕はすぐになくなった。



「なあ、好きだよ…っ、」


「んっ、はぁっ…」


「すき、」



絶え間なく浴びせられる甘い言葉に、頭の中まで溶けそう。


ほんとに、ほんとに、優しくなかった。
宣言通り、ノンストップ。朝まで。ありえない。


チラッとサイドテーブルに置いてある時計が視界に入って、それが4時を指しているのが分かった瞬間、絶対に3ヶ月はこの行為を禁止してやろうと思った。


起きたら、絶対文句を言ってやる。


そう思いながら、あたしに溺れてる佐野をみて、胸がいっぱいになった。


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