わたしは安福先輩の何ですか?
なーんて超絶楽しみにしてた放課後、まさか帰れないなんてことになるとは思わなくて。

「みらのえぐっ」

「ともち…!」

6限の数学の授業は先週のテストが返って来た。
後ろの席からひょいっと私のテストをのぞき込んだともち、大西友香(おおにしともか)があまりの点数の悪さに声を出した。

「え、やばくない?」

「そんな落ち着いた声で言わないで、もっと凹む…」

「みらのにしては珍しいじゃん、なんかあった?」

「うん…」

なんかあったっていうか、今の現在進行中っていうか。

これは文化祭直後の中間テスト、その頃の私と言えば安福先輩に彼女がいないって聞いて浮かれに浮かれてた。
閉じ込めてた気持ちが解放されちゃって、寝ても覚めても安福先輩のことでいっぱいで…全然テストに集中出来てなかった。


そう、これはこれでテストどころじゃなかったの…!


「みらのそれ絶対やばいよ!!」

「わかってるっ、今度はテンション高く言わないで!」

高校入って史上最悪の点数だもん、数学苦手なのが如実に出ちゃってる。

「みらの帰れないね」

「え?」

「赤点は放課後補習だから」

………え?今なんとおっしゃいました?

「追加プリント提出しないと帰れないんだって」

えぇぇーーーーーーーーっ!!?
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

あの子
めぇ/著

総文字数/187

ホラー・オカルト1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
あの子、なんて。
バド×ハピ~きみのことなんか好きじゃないし!~
めぇ/著

総文字数/26,021

恋愛(学園)39ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「ひな頼んだ!」 「はいっ」 シュッと音を立てて勢いよくラケットを振る、 そしたらシャトルが相手コートにシュパッと風を切って向かってー… 「やった♬」 今日もいい感じ!最高!! 「ナイスひなー!!」 わたしたちひなひなは今日も絶好調です! …って呼ばれたくなんかないんだけど。 しかもハイタッチ求めてきて嫌なんだけど。 「ここはパンッ!ってとこだろっ」 「ごめん、陽向に触りたくなくて」 「もっとやんわりした言い方ない!?」 佐藤日向(さとうひなた) バドミントンが大好きで男子が大嫌い。 × 加藤陽向(かとうひなた) 可愛い顔した女装男子。 だけど、その理由は…? そんな2人はバドミントン男女ペア、 偶然ペアになったのに偶然最強なんて 呼ばれちゃって困るんですけど!? わたしは陽向とはペアやりたくない!!!
桜の咲くころ、思い出して
めぇ/著

総文字数/65,773

恋愛(学園)97ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
川瀬奈絵(かわせなえ)、中学1年生。 頭の中には秘密があった。 それはあの日、 あることをキッカケに生まれた存在―… ヨシノ。 『なぁーっ、奈絵ってば~!オレの声聞こえてる?』 ずっと一緒だった、どんな時も一緒だった。 『オレはずっと奈絵といるから』 だけど、姿は見えない。 声しか聞こえない、声だって奈絵にしか聞こえない。 ただ存在している、頭の中で。 そんな奈絵の世界に初めて男の子が入って来た。 伊田友也(いだともや) 「それいつも誰としゃべってるの?」 伊田くんが笑うと何かが変わる、世界が変わる。 それはヨシノと2人だけの世界から 新しい世界に変わっていくようで。 ドキドキしていた、伊田くんと出会って。 だけどそれはヨシノとの関係を揺るがしていく… ヨシノに隠された秘密とはー…?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop