わたしは安福先輩の何ですか?
はいっと手を上げた。
忘れ去られた横断幕の片付けとかめんどくさい気持ちもあるけど、今は嬉しいから。

もう安福先輩のこと好きだって言ってもいいんだって思ったら、嬉しいんだ。

「え、いいの?大変だよ、横断幕結構大きいし」

「じゃあなおさら!安福先輩1人じゃ大変ですよね?」

それに、だって、これは…

「じゃあ、みらのちゃんにお願いしようかな」

安福先輩との初めての約束だぁーーーっ!

こんな絶好のチャンスみすみす逃すわけにはいかないから、例えこれが横断幕の片付けでも。

「はいっ!任せてください!」

むしろ忘れ去られた横断幕に感謝したいね!

「じゃあ今日の帰り、ホームルーム終わったら職員室の前集合でい?屋上の鍵もらわなきゃだから」

「わかりました!」

やばい、楽しみだ。

午後の授業早く終わらないかな、そしたら安福先輩と…

「あ、みらのちゃんそれすごいね!」

「え?」

ふと気付いた安福先輩が指をさした、私が抱えていたスイートポテトデニッシュを。

「レアパンじゃん!」

久保田先輩がくれた、個数限定のレア商品。

「いいなぁ~!みらのちゃん買えたんだ?」

「あ、いやこれは…」

「それいっつも買いたいと思うんだけど買えたことないんだよね!」

そなんだ、安福先輩も食べたいって思ってたんだこれ。
そうだよね、個数限定であって季節限定のスイートポテトデニッシュだもんね。

私なんて最初から諦めてたぐらいの。

…本当は半分あげたいけど、でもこれは久保田先輩が私にくれたやつだからなんとなく申し訳なくて。
だからごめんなさい安福先輩、また今度私がGETした時には奉納します。
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