元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
「朝比奈さん。」
顔を上げると、いつの間にか、和那の姿が目の前にある。
「はい。」
慌てて返事をした。
「明日の東都食品さんとの打ち合わせだけど、資料、一緒に最終確認しよう。これから、三十分だけ時間もらえる?」
一瞬だけ、湊の表情が止まる。が、すぐに
「わかりました。」
そう答えながら、心のどこかで、少しだけ嬉しいと思ってしまう自分がいる。仕事だから、それは分かっている。でも・・・。
(南澤さんと一緒に過ごす時間が増えることが、今の俺は素直に嬉しいんだ。)
そんな自分に気付いて、湊は少しだけ苦笑いしていた。
それから少しして、場所を会議室に移して、和那と湊は資料を広げていた。
明日のプレゼンテーション。クライアントから持ち帰った課題を一つひとつ洗い出しながら、企画書に手を加えていく。
「このページ。」
和那が画面を指さした。
「数字だけじゃ伝わらないかな。」
湊もモニターを覗き込む。
「そうかもしれません。」
「だったら、実際の導入イメージを先に見せた方が分かりやすいかな?」
「なるほど。」
湊の同意を受け、和那はすぐに資料を組み替え始めた。そして、数分後
「うん、やっぱりこっちの方がいい。」
和那は満足そうに言うと
「そうですね。」
湊が頷いた。
顔を上げると、いつの間にか、和那の姿が目の前にある。
「はい。」
慌てて返事をした。
「明日の東都食品さんとの打ち合わせだけど、資料、一緒に最終確認しよう。これから、三十分だけ時間もらえる?」
一瞬だけ、湊の表情が止まる。が、すぐに
「わかりました。」
そう答えながら、心のどこかで、少しだけ嬉しいと思ってしまう自分がいる。仕事だから、それは分かっている。でも・・・。
(南澤さんと一緒に過ごす時間が増えることが、今の俺は素直に嬉しいんだ。)
そんな自分に気付いて、湊は少しだけ苦笑いしていた。
それから少しして、場所を会議室に移して、和那と湊は資料を広げていた。
明日のプレゼンテーション。クライアントから持ち帰った課題を一つひとつ洗い出しながら、企画書に手を加えていく。
「このページ。」
和那が画面を指さした。
「数字だけじゃ伝わらないかな。」
湊もモニターを覗き込む。
「そうかもしれません。」
「だったら、実際の導入イメージを先に見せた方が分かりやすいかな?」
「なるほど。」
湊の同意を受け、和那はすぐに資料を組み替え始めた。そして、数分後
「うん、やっぱりこっちの方がいい。」
和那は満足そうに言うと
「そうですね。」
湊が頷いた。