元プロバンドマンの部下は、私に気づかない~まさかの再会オフィスラブ~
「前なら、そう言って終わってた。でも今は、その『まだまだ』の先を、自分で見ようとしてる。そこが変わった。」
和那は穏やかに笑う。
「南澤さん・・・。」
和那に評価されたことが嬉しかった。でも、それ以上に、自分の変化を、一番近くで見てくれていた人がいた・・・。
その事実が、湊の胸に染みた。
窓の外は、いつの間にか夕暮れから夜へ変わっている。資料を片付けながら、和那は時計を見た。
「もうこんな時間か。今日はここまでにしよう。」
「はい。」
二人は会議室を出た。廊下を並んで歩きながら、湊はふと思う。
(こういう時間が、ずっと続けばいいのに・・・。)
気が付くと呼びかけていた。
「南澤さん。」
「南澤くん!」
だが、湊のその声は、野太い別の声にかき消されていた。
「すまんな、ちょっとだけ。」
部長が手招きしている。
「はい。」
頷いて、部長に近寄って行く和那の後ろ姿を、見送りながら
(やばい、俺もう無理かも・・・。)
湊は思ってしまっていた。
和那は穏やかに笑う。
「南澤さん・・・。」
和那に評価されたことが嬉しかった。でも、それ以上に、自分の変化を、一番近くで見てくれていた人がいた・・・。
その事実が、湊の胸に染みた。
窓の外は、いつの間にか夕暮れから夜へ変わっている。資料を片付けながら、和那は時計を見た。
「もうこんな時間か。今日はここまでにしよう。」
「はい。」
二人は会議室を出た。廊下を並んで歩きながら、湊はふと思う。
(こういう時間が、ずっと続けばいいのに・・・。)
気が付くと呼びかけていた。
「南澤さん。」
「南澤くん!」
だが、湊のその声は、野太い別の声にかき消されていた。
「すまんな、ちょっとだけ。」
部長が手招きしている。
「はい。」
頷いて、部長に近寄って行く和那の後ろ姿を、見送りながら
(やばい、俺もう無理かも・・・。)
湊は思ってしまっていた。