日本語が拙い外国人と恋仲になりました
「いい加減にしなさいよ!」
私はクソ野郎につばを吐きかける勢いで絶叫した。
「彼が言ってることは本当よ。私たち、付き合ってるの」
「は……? マジで言ってんの!? こんなワケわかんねえ外人と付き合ってんのかよ!」
「外人っていう言いかたもやめて。あなたみたいな残念な人と付き合ってたことが私にとって人生最大の汚点だわ……」
「なんだよ、そんなこと言うなよ」
「これ以上しつこくするなら奥さんに過去のこと、バラすわよ?」
「……なっ!」
大野は怯んだように困惑した顔をした。その刹那、握りしめてくる手の力が抜けた。
僅かな隙に、私は大野から素早く離れていく。トウリョウさんの横に並び、狼狽えるクソ野郎を睨みつけた。
だが、最低な奴はどこまでも往生際が悪い。スーツのポケットに手を突っ込み、大野は大きくため息をついた。
「もしうちの嫁にオレらのこと知られたら、ミキも困るんじゃね? 慰謝料とか取られるかもな」
「私はあなたに騙されていた身です。事実を知ってすぐに別れたし」
「ふん。証拠はあるのかよ!」
「それは──あるわよ。あなたとのメッセージのやり取りに残ってるはずだから」
はっきりとそう述べるが、私は内心、胸が張り裂けそうになるほど緊張していた。
私はクソ野郎につばを吐きかける勢いで絶叫した。
「彼が言ってることは本当よ。私たち、付き合ってるの」
「は……? マジで言ってんの!? こんなワケわかんねえ外人と付き合ってんのかよ!」
「外人っていう言いかたもやめて。あなたみたいな残念な人と付き合ってたことが私にとって人生最大の汚点だわ……」
「なんだよ、そんなこと言うなよ」
「これ以上しつこくするなら奥さんに過去のこと、バラすわよ?」
「……なっ!」
大野は怯んだように困惑した顔をした。その刹那、握りしめてくる手の力が抜けた。
僅かな隙に、私は大野から素早く離れていく。トウリョウさんの横に並び、狼狽えるクソ野郎を睨みつけた。
だが、最低な奴はどこまでも往生際が悪い。スーツのポケットに手を突っ込み、大野は大きくため息をついた。
「もしうちの嫁にオレらのこと知られたら、ミキも困るんじゃね? 慰謝料とか取られるかもな」
「私はあなたに騙されていた身です。事実を知ってすぐに別れたし」
「ふん。証拠はあるのかよ!」
「それは──あるわよ。あなたとのメッセージのやり取りに残ってるはずだから」
はっきりとそう述べるが、私は内心、胸が張り裂けそうになるほど緊張していた。