Naked Love〜涙の跡を舌で辿る時〜
きっと、要するに…。

もう遅いんだ。


私の彼へと気持ちの糸は、何をしても、報われず…叶わずにぷつりと切れてしまったのかもしれない。


私の中の私は…。

……結局、初めて彼に会った時から、何も変わる事なく、幼くも儚いままな、狭くて仄暗い籠にいる鳥みたいなものだった。



彼以外を受け付けられない、大きな籠という名のKEEP OUT。


…彼は永遠に、ずっと私の手には入らない。


精一杯この手を伸ばしても、あの時…彼は私の手を取らずにいなくなってしまったから。


当たり前の様に待ち受けた、その事実が身を切る程に辛かったから。


こんなにギリギリと締め付ける真綿の様な、鎖の様なモノに何時迄も囚われる私の小さなプライド。


何時かは形勢逆転ができるだろう事を、この手を握り締めて、そして奥歯をぐっと噛み締めて…私は前を向く準備を着々と進めるのだ。


今が、私の中での戦いの始まりなのだと、そう思う。



そう、思いたかった。



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