Naked Love〜涙の跡を舌で辿る時〜
結局、その後…悠久くんのママが、対処してくれたお陰なのか、気付いた時には、自宅のリビングのソファーに横になっていた私。
でも涙は止まってくれていなかった。
ぐちゃぐちゃに丸められた新聞紙の様に、再起不能となった私を見た、母はそんな事で…みたいな呆れた顔をしていたけれど、全てを無視をして無言を貫き階段をバタバタと駆け上がった。
ばたんっ!
思い切りドアを締めて鍵を掛けた。
そのまま、ばふんっ!とスプリングが軋むほど勢い良く、ベッドにダイブする。
自分の部屋に戻ってからとは言え、やっぱり涙は止まる事はなくて、次から次へと自問自答を繰り返す事しか出来ない。
所々、呼吸にひゅ、ひゅ、と雑音の様なものが混ざった。
明日目が腫れるなんて事は、この際如何でもいい。
今は、兎に角泣くしかこの感情をコントロールする術はない。
いや…それだって、なんの解決策にもならないのかもしれない。
枕に顔を埋めて、涙を染み込ませる。
私の一体、何が駄目だったんだろう?
好きだと言い過ぎたから?
如何して?
そんなに邪魔だった?
そんなに私は自分の気持ちばかり、悠久くんに押し付けていたの?
我儘過ぎた?
優しさに甘えてた?
でも…それだからって。
なんで、何も言わずに遠い場所に行ってしまったの?
その理由は、もう誰も知る由もない。
だって、悠久くんの決めた事だから。
私的には…ただ、仕事だと言われても…そんな事で納得なんか出来なくて。
私はその日から、毎晩泣き明かす日々が続いた。
最初こそ、食事も禄に喉を通らなかったし、何をするにも頭の中は悠久くんとの記憶を辿るばかりで、友達に慰められ励まされ、なんとか自分を奮い立たせていた。
残された生活を機械の如く淡々とこなし、もう就活を本格的にしなければならない時期にとなった。
大学時代の青春なんて、一つもない。
だって私の中心は常に悠久くんでいっぱいで、それ以外は何もなかったのだから…。
私は悠久くんが帰ってきた時の為に、と自分磨きは欠かさなかった。
でも、それ以上に会いたくない気持ちも混在した。
多分、悔しかったんだ、何処かで。
悠久くんと言う亡霊に、心を常に掻き乱され侵食され続け、歩んでいかねばならない私が、必死に藻掻いているなんて…。
だから、私は心の一番深い所へと悠久くんの存在を沈めて、無理矢理にでも目を逸らし、しゃんと背筋を伸ばし前を向く事にした。
本当はそんな事で簡単に、この強烈に破られた風穴みたいな胸に、心に…全ての思い出を還す事が出来る程、自分は強くないと分かってはいたけれど…。
ざらざらと崩れていく、この心にあったひ弱なアイという城は…砂となってこの先少しずつ少しずつ、風化していくのだろうか。
それは果たして、私の中で許されていく事なのだろうか。
答えは、ずっと闇の中だった。
でも涙は止まってくれていなかった。
ぐちゃぐちゃに丸められた新聞紙の様に、再起不能となった私を見た、母はそんな事で…みたいな呆れた顔をしていたけれど、全てを無視をして無言を貫き階段をバタバタと駆け上がった。
ばたんっ!
思い切りドアを締めて鍵を掛けた。
そのまま、ばふんっ!とスプリングが軋むほど勢い良く、ベッドにダイブする。
自分の部屋に戻ってからとは言え、やっぱり涙は止まる事はなくて、次から次へと自問自答を繰り返す事しか出来ない。
所々、呼吸にひゅ、ひゅ、と雑音の様なものが混ざった。
明日目が腫れるなんて事は、この際如何でもいい。
今は、兎に角泣くしかこの感情をコントロールする術はない。
いや…それだって、なんの解決策にもならないのかもしれない。
枕に顔を埋めて、涙を染み込ませる。
私の一体、何が駄目だったんだろう?
好きだと言い過ぎたから?
如何して?
そんなに邪魔だった?
そんなに私は自分の気持ちばかり、悠久くんに押し付けていたの?
我儘過ぎた?
優しさに甘えてた?
でも…それだからって。
なんで、何も言わずに遠い場所に行ってしまったの?
その理由は、もう誰も知る由もない。
だって、悠久くんの決めた事だから。
私的には…ただ、仕事だと言われても…そんな事で納得なんか出来なくて。
私はその日から、毎晩泣き明かす日々が続いた。
最初こそ、食事も禄に喉を通らなかったし、何をするにも頭の中は悠久くんとの記憶を辿るばかりで、友達に慰められ励まされ、なんとか自分を奮い立たせていた。
残された生活を機械の如く淡々とこなし、もう就活を本格的にしなければならない時期にとなった。
大学時代の青春なんて、一つもない。
だって私の中心は常に悠久くんでいっぱいで、それ以外は何もなかったのだから…。
私は悠久くんが帰ってきた時の為に、と自分磨きは欠かさなかった。
でも、それ以上に会いたくない気持ちも混在した。
多分、悔しかったんだ、何処かで。
悠久くんと言う亡霊に、心を常に掻き乱され侵食され続け、歩んでいかねばならない私が、必死に藻掻いているなんて…。
だから、私は心の一番深い所へと悠久くんの存在を沈めて、無理矢理にでも目を逸らし、しゃんと背筋を伸ばし前を向く事にした。
本当はそんな事で簡単に、この強烈に破られた風穴みたいな胸に、心に…全ての思い出を還す事が出来る程、自分は強くないと分かってはいたけれど…。
ざらざらと崩れていく、この心にあったひ弱なアイという城は…砂となってこの先少しずつ少しずつ、風化していくのだろうか。
それは果たして、私の中で許されていく事なのだろうか。
答えは、ずっと闇の中だった。