秘密な恋愛
ピッー
開始の合図。

“どうせこいつ、頭良いだけだろ”
とどこか佑陽を舐めてかかる男子。
だが、技をかけようにも
なかなか上手く行かず
力が強い佑陽。

佑陽は
技に入る前、
あえて一瞬止める。
まわりには聞こえない距離で

「沖縄の事、忘れてねぇよな?」
低く、どこか冷たい声。
男子の動きが一瞬止まる。

「これ、芽依の分な?」
そういい
そのまま、軽々と静かに技かける佑陽。

ドンッ
畳に沈む男子。
「いって…」

「大丈夫かー?」
と先生の声。
「問題ないです」
佑陽は即答。

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