秘密な恋愛
佑陽の角度からは芽依が見えず。
芽依が向こうにいることが分からない佑陽。

「…ねぇ佑陽」
次の瞬間。
花菜は、わざと一歩踏み込み
佑陽の胸に抱きついた。

「はっ?!なにしてっ···」

佑陽が止めるよりも早く、
花菜は顔を上げ、唇を寄せる。

しかし
佑陽は、反射的に顔を逸らした。
「ふざけんなっ」
強く花菜の肩を掴み、引き離す。


その時。
「佑陽くん···?」
と小さな
どこか震える声。


聞きたいけど
今は聞きたくなかった芽依の声。

「芽依···」
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