秘密な恋愛
「これ可愛いね」
芽依が手に取ったのは、
小さなカラフルな石がついた
くるくると回る、観覧車のチャーム。


シルバーとゴールド。
光の当たり方で雰囲気が変わって見える。

「うーん··」
真剣な顔で悩む芽依。

「どっちがいいかなぁ」
そう呟きながら交互に見比べている姿が、
あまりにも芽依らしくて。

佑陽は何も言わず、
その二つを両方手に取った。

「佑陽くん?」
不思議そうに見上げる芽依。

「悩むくらいなら、両方でいいだろ」
さらっと言って、
そのままレジへ向かおうとする。

「えっ、待って!そんなの悪いよ」
慌てて腕を掴む芽依。

「じゃあさ」

佑陽はチャームを買ったあと
片方を芽依へと渡し


「これ、芽依の」
「え?」

戸惑いながら受け取る芽依。
もう片方を、
佑陽は自分の手の中で軽く揺らした。

「もう一個は、俺」
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