秘密な恋愛
なかなか素直になれない2人。
お昼休みになり、
佑陽は芽依とちゃんと話そうと教室を出ると
偶然、教室から出てきた芽依と鉢合わせる。
「あっ···」
咄嗟に目を逸らす芽依。
「芽依··」
(今はまだ···)
朝の佑陽とのやりとりが頭から離れない芽依は、拒絶される怖さに負け、とっさに目の前の佑陽から逃げるように走り出してしまった。
(また逃げんのかよっ)
昼休みの廊下は、移動する生徒たちでごった返している。
佑陽は人混みの合間に見える芽依の背中を見失わないよう、必死で後を追いかける。
(ちゃんと話したいのに。私、逃げてばかりだ··)
焦った芽依は、普段誰も使っていない第2校舎へと入り
とっさに近くにあった資料室の中へと駆け込んだ。
ドアを慌ただしく閉めた拍子に、
壁に立てかけてあった古い木棒が
“カタッ”
と倒れ、外側からドアノブを突っ張るように塞いでしまう。
しかしパニック状態の芽依は、その音にすら気づいていなかった。
一方、芽依を見失ってしまった佑陽は、廊下で立ち尽くしていた。
(ったく···芽依のやつ、どこ行ったんだよ)
ポケットからスマホを取り出し、芽依の番号を呼び出すが、いくら待っても電話に出ない。
お昼休みになり、
佑陽は芽依とちゃんと話そうと教室を出ると
偶然、教室から出てきた芽依と鉢合わせる。
「あっ···」
咄嗟に目を逸らす芽依。
「芽依··」
(今はまだ···)
朝の佑陽とのやりとりが頭から離れない芽依は、拒絶される怖さに負け、とっさに目の前の佑陽から逃げるように走り出してしまった。
(また逃げんのかよっ)
昼休みの廊下は、移動する生徒たちでごった返している。
佑陽は人混みの合間に見える芽依の背中を見失わないよう、必死で後を追いかける。
(ちゃんと話したいのに。私、逃げてばかりだ··)
焦った芽依は、普段誰も使っていない第2校舎へと入り
とっさに近くにあった資料室の中へと駆け込んだ。
ドアを慌ただしく閉めた拍子に、
壁に立てかけてあった古い木棒が
“カタッ”
と倒れ、外側からドアノブを突っ張るように塞いでしまう。
しかしパニック状態の芽依は、その音にすら気づいていなかった。
一方、芽依を見失ってしまった佑陽は、廊下で立ち尽くしていた。
(ったく···芽依のやつ、どこ行ったんだよ)
ポケットからスマホを取り出し、芽依の番号を呼び出すが、いくら待っても電話に出ない。