秘密な恋愛

お互いの気持ち

佑陽がハルだと知ってから数週間。

今まで気に止めなかった雑誌が
芽依の目に止まる。

(あ、またハルくん表紙だ··)
それはハルが表紙の女性向けエッセイの本。

着ているのはワイシャツだけなのに
ほんとに17歳かと思うくらい色気がすごい。

(なんか不思議だよね··。あの佑陽くんがハルくんだなんて。)

佑陽も十分かっこいいのに
モデルとしてのハルになれば
同じ人物かと思うくらい
雰囲気が変わる。


「あっ!ハルくん表紙なんだぁ」
「やっぱり色気やばいよね!?」
「ハルくんの彼女とかすごく幸せだよね?!」
「性格も王子様だしねー」
「ハルくんならなんでもOKだよねっ」

隣で女の子たちが雑誌をみて
キャーキャーとはしゃぐ。
会話を聞いてる芽依は
どこか複雑な気持ち。

(みんなが好きなのは“ハルくん”なんだよね。佑陽くんじゃなくて··)

どちらの顔も知ってる芽依。
“佑陽くんの方がいい”
とふと芽依は思う。

(って!私何考えて····)
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