ずっと夢を見ていたかった

第14話 みんなの夢

作間からプロポーズされた時、
私は本当のことを話した。

私は本当は春なんだということ。
自分で春の身体を
終わらせようとしたことも…。

作間は受け入れてくれた。
それでも愛していると言ってくれた。


私は本当の意味で幸せになった。
夢が本当になった。



兄・冬馬の娘の春は小学生になった。
私と春は時々一緒に遊んでいる。


天使のように優しい子だ。
私は春といると、まるで親友の楓と
一緒にいた時のような気持ちになる。 



気のせいかな…?
まさかね…?
楓…?
きっとそうだといい…。




ずっと夢を見ているように
皆が幸せに暮らせますように…。

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