政略的皇女は隣国の第2皇子に嫁ぐ
しばらくすると私の家族は去っていき、どっと疲れた私はソファーに座り込みました。

「大丈夫?何か訳がありそうだと思ったけど…」

「いいえ、至って普通よ。ただ久しぶりに話して疲れただけよ」

「そうか…」


こんな関係なのは話せる訳がないですわ。
いくらテオとの関係が良くてもこのことはずっと心に秘めておくべきだとウォルタインに来てから決めているのです。

テオは何か言いたげな顔をしていますけれど、ごめんなさい…まだ貴方を完全に信用していないと言ったらこの関係も終わってしまうので言わないことにしていますのです。


「そういえばこの後だけど、僕の兄と愛人を紹介するけど大丈夫?疲れているなら後日にするけど…」

「大丈夫ですわ。私、お義兄様の愛人さんに興味がありますの」


そう言って私はふふっと笑みを浮かべると、テオは何だか少し引いてるような態度を取っていました。
そんなに態度に出ていましたかね?
とにかく楽しみが待っていますから私、もうひと頑張りですわ。
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