本物の選択
当然ファンなんているはずもなく、

客は少ないときは1人~2人ということも珍しくはなかった。

それでも自分たちの実力を120%出す事だけを目指し

その客に感動してもらう事だけが自分たちの誇りだった。

このときの経験は後の自分の礎になっていた。

たった一人でも不満を持って返さないという

確固たる誇りはこのときに植えつけられていた。
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