【中】恋はタイミング
そんな俺の目に飛び込んできた女の子


顔を赤くして自己紹介を始めた。




ドクン…




「矢野陸です。えっと…」


人前が苦手なのかな?


それでもはっきりと話す女の子


何だこれ?


目が離せねぇんだけど。




「おーい空?もしかして惚れた?」


真後ろから小さな声で海が言った。


「は?何言ってんの?」


平静を装う俺


「だってさ…髪はロング、目ぱっちり、小柄、人見知りしちゃうよーな性格だっけ?」


「あ…」
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