クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
「あ…それは、ちょっと…」

「もしかして、アキ?」

「あ、はい。
秋くん以外の男の人と二人はダメって言われてて…
すみません!」

「そっか(笑)
ほんっと、クールな顔して独占欲が強いよなぁ〜」

「でも、そんな心配しなくていいのに……」

「ん?」

「うーん…例え男の人と二人で食事したとしても、何もないと思うんです。
私が、魅力的な女性だったら別ですが…」

「咲菜ちゃんは、十分魅力的だけど?」

「え…//////」

「なんで、アキがそんなこと言うかわかってないんだ?」

「え?え?」

「咲菜ちゃん、ウチの会社でかなり人気なんだよ?」

「え…!?」

「去年…だったかな?
ウチの会社の新年会に来たでしょ?
社長の甥の彼女だからって。
その後、同僚達が揃って言ってた。
“彼女、また来てくんないかな〜”って!
咲菜ちゃんのこと、みんな気に入ってたからね!
ピュアで明るくて、癒やし系だし!
それでアキが嫉妬してさ。
“もう二度と連れて来ない”って!」

「そうだったんだ…//////」

「アキは、咲菜ちゃんにベタ惚れだからね(笑)」

「……//////」


それから………駅まで一緒に行こうということになり………
隼世が咲菜に切り出した。

「咲菜ちゃんは、嫉妬したりとかするの?」

「え?
…………そりゃあ、しますよ〜
私の嫉妬は醜いですよー(笑)」
悪い顔をする、咲菜。

「フッ…!
いやいや、悪い顔しても可愛いから!(笑)
嫉妬しても、きっと可愛いんだろうね!」

「そんなことないです…
この前も……―――――――」

ホワイトデーにデートに出かけた、二人。
その時に街で偶然、秋鷹の中学の時の同級生に会ったのだ。

『せっかくだから、お茶でも!』
と言ってくる同級生に、秋鷹はいつものように淡々と「今デート中だから」と伝えているのに、何かと声をかけてきて咲菜は終始気分が悪かった。

「秋くんは淡々としてて断ってるのに、ずーっと声をかけてきて、しかも!しかもですよ?
さりげなく、腕組んできたんですよ!?」

「そっか…(笑)」

「もう少しで、手が出るとこでした!」

「そっか(笑)
その子、アキのこと好きだったとかなのかな?」

「はい、告白されたことがあるって言ってました」

頬を膨らませる咲菜を見て、隼世は微笑ましくなっていた。



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