クールな秋くんと絆される咲菜ちゃん
クール✕独占欲強✕ワガママ=秋鷹
新年度になり、咲菜も三年生になった。

講義を終え仁朗と小百合と別れて、大学を出ようと門に向かう咲菜。

すると、門に見慣れた男性を見つけた。
「あれ?」

「あ、咲菜ちゃん!お疲れ〜」

「隼世さん!?
どうしたんですか!?」
隼世が微笑み手を振っていて、駆け寄り見上げた。

「良かった!会えた!」
安心したように微笑む、隼世。

「え?」

「咲菜ちゃんに会いに来たはいいけど、どうやって見つけだそうか考えてたんだ(笑)」

「それなら、秋くんに言えば………」

「アキに話すと、すぐにあいつ嫉妬するだろ?(笑)」

「え?あ…(笑)」

「俺が、咲菜ちゃんと同じリョウのファンだってだけで嫉妬してたからなぁ(笑)」

「そうなんですか?(笑)
フフ…」

「嬉しいんだ?(笑)」

「そりゃあ!
だって“そのくらい”私のこと好きってことですもん!」

「確かに!
フフ…相思相愛だね…!」

「フフ…はい!」

「あ、それで!
咲菜ちゃんに、これ!」

「え?これは…
…………はっ!リョウのストラップ!!?」

「うん。
青神の一番くじをしたから、そのお裾分け!」

「いいんですか?
この前も、青神のイベントの券を譲ってもらったのに…」

「リョウのストラップ、あと三つあるんだ(笑)
なんか引きが良かったみたいで、立て続けに出てさぁ〜(笑)」

「あ…じゃあ…お言葉に甘えて!
ありがとうございます!」

「うん!
なかなか、リョウのファンが周りにいなくて!
俺も助かった」

「えー!
リョウ、とっても素敵な人なのにー!」

「フッ…だよな?(笑)」
膨れる咲菜を見て、隼世も笑った。
二人が微笑み合って、雰囲気が和やかになる。

そして咲菜が「あ!そうだ!」と切り出した。

「ん?」

「お礼に、これ!」
財布から、割引券を取り出し渡す咲菜。

「ん?○○珈琲店?」

「はい!
ついこの前までバイトしてたカフェなんですが、これはケーキの半額券なんです!
確か、彼女さんが出来たって秋くんが言ってたし、彼女さんとどうぞ?
ケーキ、とっても美味しいんですよ!」

「そっか!ありがとう!
じゃあ、有り難く……あ!今から一緒にどう?」

割引券をピラピラと振って、隼世が微笑んだ。



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