激重シスコン皇帝は、勝ち気な姫に陥落する
第一審査は『適正審査』だ。

・帝国史(200年分)
・外交・地政学
・礼儀作法
・宮廷政治の危機管理
・舞踏
・筆記試験+実技面談
・芸術の素養

あらゆる角度から
未来の皇后に相応しいか判断される。
審査前に、
黒衣をまとったビンセント皇帝が
静かに会場へ入場してきた。
美しいが、瞳の奥が氷のように冷たい。

候補者たちが一斉に頭を下げると、
ビンセントは淡々と告げた。
「姉上より劣る者は即刻帰っていい。以上だ。」

「陛下!?せめてもう少し……!」

「姉上以下はいらんと言っている。変に期待を抱かせるよりよっぽど親切だろう」

候補者たち(心の声)
(((この人、イメージと全然違うんだけど!!!!)))

ルチアだけは腕を組んでぼそり。
「相変わらず気持ち悪いわね……この姉狂い。」

かすかに声のした方に目を向けるビンセント。
思わず声が漏れる。
「ッ!?おま……ルチア王女……!」
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