激重シスコン皇帝は、勝ち気な姫に陥落する
皇后の座を狙う候補者たちにとって
“ルチアだけ特別扱い疑惑” は死活問題。

その中で最も激しく反応したのが、
東方ルヴァニア王国第一王女・カティア。
皇帝と結ばれれば、
自国の影響力は絶大なものになる。
彼女は幼い頃から
「お前はドラゴニア帝国の皇后になれ」
と言われて育った。

「ふざけないで……! 私の方がずっと帝国の皇后に相応しいわ。あんな辺境の島国の姫なんて、軽く捻り潰してしまわないと……!」

もともと気が強く、
プライドの高い姫。
彼女は“皇帝の心を得る”という出世コースを
ずっと夢見ていた。
もともとクレオールの皇后を狙っていたが、
彼はあえなく自滅。
ビンセントはまだ妃が一人もいない。
カティアにとって、
野望を叶える大チャンスなのだ。

――ルチアこそが、邪魔。
そしてその焦りがついに行動へ出てしまう。
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