すれ違いの恋
*すれ違いの運命*
出会いの春
私、中島唯は中学1年生。
クラスは、1のB。

担任の先生が嬉しそうにこう言った。
「今日は転入生を紹介するわね。さあ入って」

ガラッ

・・・!?

夕貴・・・君?
目の前には昔幼なじみだった少年。

加藤夕貴。いつも笑顔で、優しくしてくれた。
「もう1人、入って」

・・・もう1人!?
転入生多いなあ!

ガラッ・・・
静かに開けた少年。
下を向き顔を上げようとせず、先生も困ってる様子。
「宜しく」と言うとまたすぐに下を向いた。

瞬間的に見えたその少年の顔はメガネをかけていていかにも暗そうだった。
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