天使と悪魔~私、ヤクザの愛人になりました~
「心さん……。」


皆の手当てを終え心さんの部屋へ行くと早速もう仕事をされていました。戦ってきた後だというのに大したお方です。


「天、どうかしたか……?」
「おかえりなさいと……伝えられてよかったです。こうしてまた触れることができて嬉しいんです。」

「俺は不死身だ。お前がこの世にいる限り死なねえよ。死ぬときは一緒だ。」


「四霊組は……どうなったんですか?」

「一時的ではあるが、亜魔野組の傘下に入った。とはいっても、違法行為ばかりしていたからしばらくは警察への検挙だな。罪を犯した分償いはさせる。そのうえでいずれは仕事(しのぎ)もいくらか分けるつもりだ。」



「それなら子作りもできそうですね。」

「そんなに子供が欲しいのか?」



「大きくなった時に子供たちに伝えたいんです。あなたたちのお父さんはこんなにも勇敢で強い人なんだよって。ヤクザかどうかなんて関係なく、心さんの背中を見て育ってほしいんです。」


「そうだな……俺も言いたいよ。お前たちの母親は強くたくましく、毅然とした人だよって。」


「これから先、明るく家族のようなヤクザを目指せますかね?」

「常に危険のある世界だから絶対とは言えないが、行動は起こさないと何も始まらない。俺らが大切にしたいものを掲げ守っていくんだ。俺らの選択の答えはその時現れる。」
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