Secret Love
La reine
東京、九段。
日本武道館は歓声に満ち溢れていた。
「みんなー、今日はどうもありがとうー!」
左手を上げて手を振るマリアに、観客から様々なコールが起こる。
「マリアー!」
「La reine!La reine!」
「マリアー!また会いたい!」
「La reine、最高!」
フィナーレの名残惜しむ声援を一身に浴びながら、黒いゴスロリ調の衣装を身に纏ったマリアとメンバーたちはステージを去った。
「お疲れ。良かったよ」
髪をおでこの真上に一つに丸め、グレーのパンツスーツを身につけた、ちょっぴり太めで小柄な、眼鏡をかけた吉村いずみが五人を出迎える。吉村は労うように、一人一人の肩をポンと軽く叩いていく。
照明の暑さと、全力で踊り切った疲労感から、肩で息をしているメンバーは、誰も吉村に言葉を返さない。とにかく一息付くために、一直線に楽屋を目指す。
楽屋に入ると、メンバーたちはすぐさま水に手を伸ばす。500mlのペットボトルはすぐに空になってしまう。二本目を開けるメンバーもいる。
日本武道館は歓声に満ち溢れていた。
「みんなー、今日はどうもありがとうー!」
左手を上げて手を振るマリアに、観客から様々なコールが起こる。
「マリアー!」
「La reine!La reine!」
「マリアー!また会いたい!」
「La reine、最高!」
フィナーレの名残惜しむ声援を一身に浴びながら、黒いゴスロリ調の衣装を身に纏ったマリアとメンバーたちはステージを去った。
「お疲れ。良かったよ」
髪をおでこの真上に一つに丸め、グレーのパンツスーツを身につけた、ちょっぴり太めで小柄な、眼鏡をかけた吉村いずみが五人を出迎える。吉村は労うように、一人一人の肩をポンと軽く叩いていく。
照明の暑さと、全力で踊り切った疲労感から、肩で息をしているメンバーは、誰も吉村に言葉を返さない。とにかく一息付くために、一直線に楽屋を目指す。
楽屋に入ると、メンバーたちはすぐさま水に手を伸ばす。500mlのペットボトルはすぐに空になってしまう。二本目を開けるメンバーもいる。