幼なじみは狐の子。〜黒白王子の三角関係〜
新聞部はさっそく、宗介の狐の不思議な点に気付いた。
「おかしい。」
新聞部の部室で、テーブルについて、くるくるとペン回しをしながら、伊鞠が言った。
伊鞠は新しく宗介と小狐の記事を作ろうと、要点をまとめていた所だった。
「このショッピングモールの他の写真、新田さんが写ってる時には狐は居ないのよ。どういうことだと思う?」
「……」
「放して置くはずないし。おかしいわねえ。」
伊鞠はとにかく、と今度は狐の名前について予想の記事を作り始めた。